| 予防の大家といわれる、スウェーデン・マルメ大学のアクセルソン教授の講演を聴き、北欧では当たり前のように取り入れられている予防という考えに、大きな衝撃を受けました。
北欧を始めとし、先進諸国ではすでに一般的な考え方でしたが、日本で根づいてきたのは残念ながらまだまだ最近です。
そして、この「予防歯科」と同じくらい私が衝撃を受けたもの、それが、「インプラント」でした。
なんせ子供のときから虫歯の多い私。
周りの大人たちは年をとると「入れ歯」というものをはめている。
私もいつか「入れ歯になる日がくるのか・・・」
そんな恐怖心がいつも心の片隅にありました。
ですから、「インプラント」という方法があって、見た目も噛み心地も、自分の歯のようだ。
そう聞いたときは、「これだ!!!」っと、当時はまだ、半信半疑の気持ちもありましたが、とにかく、これを勉強しよう!そう、決意したのです。
そして、卒後、自治医科大学の口腔外科に入局しました。
入局後は、口腔外科の基本的な手技である親知らずの抜歯から小手術、病棟での全身管理、そして、口腔癌や骨折の手術に立ち会ったり、が、日常でした。
大学病院でも、私の場合は、実験や論文などはほとんどせず、日々臨床、毎日患者様の診察をさせていただけたのが、今とてもありがたく感じています。
病棟で、来る日も来る日も朝晩20人前後の方の採血をさせていただき、中には、血管がまったく見えない方、小学生でとても血管が細い子など、本当に苦労をした方もいらして、本当によい経験をさせていただくことが出来ました。
このように、外科の基本を学んだ経験が、現在のインプラント治療にとても役立っています。
そして、インプラントの基本手技、アドバンスを学び、国際インプラント学会の認定医を取得し、現在、インプラント専門医として日々インプラント治療に励んでおります。
現在では、他の医院で骨が無いという理由でインプラントをお断りされた方でも、治療を受けていただいています。
すべての原点は「虫歯だらけだった自分の口の中」にあります。
(もし、私が歯科医師になっていなければ、今頃私の口の中はどうなっていたのでしょう?)
ですから、
私だからできる治療、私にしかできない治療、があります。 |